挿入した3Dモデルデータは、プロパティからモデルの位置、回転、尺度、3D表現方法、マテリアルを設定できます。
[プロパティ]タブより[オブジェクトツリービュー]の[ Model3D ]ノードを選択します。[プロパティグリッドビュー]に選択した[ Model3D ]の各プロパティが表示されます。
3Dモデルの位置は、XYZ座標値をOffsetX、OffsetY、OffsetZに入力します。
また、[オブジェクトツリービュー]のショートカットメニューからも操作できます。
対象の3Dモデルのノードを選択し、右クリック→ショートカットメニューの[選択したモデルを移動]を選択します。
[3Dモデルの移動]ダイアログが開くので、移動先の絶対座標値または移動量の相対座標値を入力します。
[移動先参照]ボタンを押すと画面をクリックすることで移動先の座標値を参照します。
※移動量(相対座標)は、頭に’@’と各値をカンマ','で区切りますが、次のように入力できます。
@100,100,100 ⇒ X方向に100、Y方向に100、Z方向に100移動します。
@100,100 ⇒ @100,100,0 と同じで、X方向に100、Y方向に100移動し、Z方向は移動しません。
@100 ⇒ @100,0,0 と同じで、X方向に100移動し、Y方向とZ方向は移動しません。
3Dモデルの回転は、RotateX、RotateY、RotateZに各軸回りの回転角度(度)を入力します。
また、[オブジェクトツリービュー]で右クリックして表示したショートカットメニューからも操作できます。
ショートカットメニューの[3Dモデルの回転]を選択します。
[3Dモデルの回転]ダイアログが開くので、各軸回りの回転角度(°)を直接キー入力またはスライドバーから入力します。なお、スライドバーでの角度は1°単位なので、小数点以下の入力がある場合は直接入力します。
この3Dビューに表示される座標軸の原点は、3Dモデルを挿入の際に指定した基準点(挿入基点)となります。
3Dモデルの尺度は、ScaleX、ScaleY、ScaleZに各軸方向の尺度を入力します。
3Dオブジェクトの表現方法を設定します。表現スタイルは、サーフェイス、ワイヤーフレーム、ポイントの3種類です。
[プロパティグリッドビュー]の Representation プロパティをクリックしドロップダウンより、”Surface”、”WireFrame”、”Points”を選択します。
モデルの色情報は[マテリアル]に含まれています。1つのモデル(ファイル)に複数の色がある場合、[マテリアル]も複数あります。
[オブジェクトツリービュー]の[ Model ]ノードの子ノード[ Material ]を選択します。[プロパティグリッドビュー]に選択した[マテリアル]の各プロパティが表示されます。各プロパティの説明は以下の通りです。
・ColorAmbient
環境光色を設定します。
色設定ドロップダウンから色を選択します。
・ColorDiffuse
拡散反射光色を設定します。マテリアル本来の色を ColorDiffuse に設定します。
色設定ドロップダウンから色を選択します。
・ColorSpecular
鏡面反射光色を設定します。
色設定ドロップダウンから色を選択します。
・Ambient
環境光係数を設定します。0.0 (min) ~ 1.0 (max)
・Diffuse
拡散反射係数を設定します。0.0 (min) ~ 1.0 (max)
・Specular
鏡面反射係数を設定します。0.0 (min) ~ 1.0 (max)
・SpecularPower
鏡面反射強度を設定します。0 ~ 128
・Opacity
不透明度を設定します。0.0(透明)~ 1.0(不透明)の値を直接入力またはスライドバーにより入力します。
例にクレーンのボディ色を変更します。
ColorDiffuse = オリジナル
ColorDiffuse = "Yellow"