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図形と文字の挿入

■ 図形と文字の挿入について

基本的な3D図形(線分、ポリライン、直方体、円錐、円柱、球、壁面、水平面、三角面)と文字(ASCII含む2バイト文字)を3D空間へ挿入できます。

 

図形作成前に、点群やTINサーフェス等の地形データを読込むことで、地形データの座標値を参照して図形を作成できます。

 

メニューバーの[図形]から選択します。

 

■ 線分

メニューから[図形]-[線分《および長さ・傾きの寸法文字》]を選択します。

 

 

線分は、始点と終点のXYZ座標値を設定します。

 

①始点の座標値(X,Y,Z)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。

②終点の座標値(X,Y,Z)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。終点は相対座標※の入力ができます。

③オプションから線の幅、線の色を選択できます。

 

 

[OK]ボタンをクリックすると図形を挿入し、オブジェクトツリービューに[線分]を追加します。

 

※終点の相対座標は、頭に’@’と各値をカンマ','で区切りますが、以下のように入力できます。

 @100,100,100  ⇒ 始点座標のXに100、Yに100、Zに100を加えた座標を終点とします。

 @100,100         ⇒ @100,100,0 と同じで、始点座標のXに100、Yに100を加えた座標を終点とします。

 @100                ⇒ @100,0,0 と同じで、始点座標のXに100を加えた座標を終点とします。 

 

 

※オプションの[寸法文字]については、次のページを参照してください(Ver.2.5.1)。

 

🔗長さ・傾きの寸法文字作成   

■ ポリライン

メニュ-から[図形]-[ポリライン]を選択します。

詳細は次のページに後述します。

 

🔗ポリライン作図

■ 直方体

メニューから[図形]-[直方体]を選択します。

 

 

直方体は、まず底面四角形の原点と対頂点の2点のXY座標値を、次に底面高と上面高(または底面からの高さ)を設定します。

 

①底面の原点の絶対座標値(X,Y)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。

②底面の対頂点の絶対座標値(X,Y)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。対頂点は相対座標※の入力ができます。

③底面高の絶対座標値(Z)を入力します。

④上面高の絶対座標値(Z)または底面からの高さ(@h)を入力します。

⑤オプションから面の色、透過度、原点を中心とした回転角度の入力ができます。

 

[OK]ボタンをクリックすると図形を挿入し、オブジェクトツリービューに[直方体]を追加します。

 

※対頂点の相対座標は、頭に’@’とX方向幅とY方向幅をカンマ','で区切りますが、以下のように入力できます。

 @100,100         ⇒ 原点座標のXに100、Yに100を加えた座標を対頂点とします。

■ 円錐

メニューから[図形]-[円錐]を選択します。

 

 

円錐は、まず底面の中心のXYZ座標値を、次に底面半径を、最後に頂点高(または底面からの高さ)を設定します。

 

①底面中心の絶対座標値(X,Y,Z)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。

②底面半径を入力します。

③頂点高の絶対座標値(Z)または底面からの高さ(@h)を入力します。

④オプションから面の色と不透明度の入力ができます。

 

[OK]ボタンをクリックすると図形を挿入し、オブジェクトツリービューに[円錐]を追加します。

■ 円柱

メニューから[図形]-[円柱]を選択します。

 

 

円柱は、まず底面の中心のXYZ座標値を、次に底面半径を、最後に上面高(または底面からの高さ)を設定します。

 

①底面中心の絶対座標値(X,Y,Z)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。

②底面半径を入力します。

③上面高の絶対座標値(Z)または底面からの高さ(@h)を入力します。

④オプションから面の色と不透明度の入力ができます。

 

[OK]ボタンをクリックすると図形を挿入し、オブジェクトツリービューに[円柱]を追加します。

■ 球

メニューから[図形]-[球]を選択します。

 

 

まず球の中心のXYZ座標値を、次に球の半径を設定します。

 

①球の中心の絶対座標値(X,Y,Z)を直接入力するか[参照]ボタンで点を選択します。

②球の半径を入力します。

③オプションから面の色と不透明度の入力ができます。

 

[OK]ボタンをクリックすると図形を挿入し、オブジェクトツリービューに[球]を追加します。

■ 壁面

メニューから[図形]-[壁面]を選択します。

 

 

壁面は、まず始点と終点の2点のXY座標値を、次に下端高と上端高(または下端からの高さ)を設定します。

 

①始点の絶対座標値(X,Y)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。

②終点の絶対座標値(X,Y)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。終点は相対座標※の入力ができます。

③下端高の絶対座標値(Z)を入力します。

④上端高の絶対座標値(Z)または下端からの高さ(@h)を入力します。

⑤オプションから面の色、不透明度の入力ができます。

 

[OK]ボタンをクリックすると図形を挿入し、オブジェクトツリービューに[壁面]を追加します。

 

※終点の相対座標は、頭に’@’と各値をカンマ','で区切りますが、以下のように入力できます。

 @100,100         ⇒ 始点座標のXに100、Yに100を加えた座標を終点とします。

 @100                ⇒ @100,0,と同じで、始点座標のXに100を加えた座標を終点とします

■ 水平面

メニューから[図形]-[水平面]を選択します。

 

 

水平面は、四角形の原点と対頂点の2点のXY座標値を、次に水平高を設定します。

 

①原点の絶対座標値(X,Y)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。

②対頂点の絶対座標値(X,Y)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。対頂点は相対座標※の入力ができます。

③水平高の絶対座標値(Z)を入力します。

④オプションから面の色、不透明度の入力ができます。

 

[OK]ボタンをクリックすると図形を挿入し、オブジェクトツリービューに[水平面]を追加します。

 

※対頂点の相対座標は、頭に’@’とX方向幅とY方向幅をカンマ','で区切りますが、以下のように入力できます。

 @100,100         ⇒ 原点座標のXに100、Yに100を加えた座標を対頂点とします。

■ 三角面

メニューから[図形]-[三角面]を選択します。

 

 

三角面は3つの頂点のXYZ座標値を設定します。

 

①頂点1の絶対座標値(X,Y,Z)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。

②頂点2の絶対座標値(X,Y,Z)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。または頂点1からの相対座標※で入力できます。

③頂点3の絶対座標値(X,Y,Z)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を選択します。または頂点1からの相対座標※で入力できます。

④オプションから面の色、不透明度の入力ができます。

 

[OK]ボタンをクリックすると図形を挿入し、オブジェクトツリービューに[三角面]を追加します。

 

※頂点の相対座標は、頭に’@’と各値をカンマ','で区切りますが、以下のように入力できます。

 @100,100,100  ⇒ 頂点1座標のXに100、Yに100、Zに100を加えた座標を頂点とします。

 @100,100         ⇒ @100,100,0 と同じで、頂点1座標のXに100、Yに100を加えた座標を頂点とします。

 @100                ⇒ @100,0,0 と同じで、頂点1座標のXに100を加えた座標を頂点とします。 

■ 文字

文字はASCIIのみに対応していましたが、日本語やギリシャ文字等の2バイト文字にも対応しました(Ver.2.4.1~)

文字の表示は、常に正面を向くように視点(カメラ方向)に追随します。

 

メニューから[図形]-[文字]を選択します。

 

 

描画する文字、位置のXYZ座標値、文字の高さ、および指定した位置からのオフセットを設定します。

オフセットを設定するとリーダー(引出線)を描画します。

 

①文字を入力します。[座標値]のチェックを入れると、[座標取得]ボタンでクリックした点座標値が自動入力されます。

②位置の絶対座標値(X,Y,Z)を直接入力するか[座標取得]ボタンで点を参照します。

③文字高を入力します。

④文字位置のオフセット量(@x,y,z)を直接入力するか、[文字高比]を選択すると自動入力されます。

⑤オプションから文字色を選択します。

 

[OK]ボタンをクリックすると図形を挿入し、オブジェクトツリービューに[文字]を追加します。

▼ 図形の挿入例

地形データに3D図形を挿入した例です。

下段は地形データを非表示にして図形をわかりやすくしてみました。

 

▶ 作図後のパラメータ等の変更・再設定

オブジェクトツリービューから変更したい図形のノードを選択し、[図形]メニューから[選択した図形のパラメータ]を選択します。

 

入力ダイアログが表示されるので、各パラメータやオプションの変更が可能です。

 

 

または、オブジェクト選択後右クリックによるショーカットメニューの一覧から[選択した図形のパラメータ]をクリックします。 下図は、ショートカットメニューの表示状況です。