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TIN解析

■ TIN解析について

 

「TIN解析」では、読込み後の既存のTINまたは作成したTINに対して、修正・編集前に次の項目について調査を行い、その結果をテーブル表示します。

  • 境界エッジ数: 境界エッジ(TIN端部となる三角形の辺を繋いだ一連のエッジ線)の数
  • リージョン数: 境界エッジの内、リージョン(穴でない閉じた領域)の数
  • 穴数: 境界エッジの内、穴となっている数
  • 鉛直面数: 鉛直になっている(指定勾配より勾配が立っている)面の数
  • 極小面数: 極小の3D辺長を含む(指定辺長より小さい辺がある)面の数
  • 最大勾配: 面の勾配の最大値(1:N & %表示)
  • 最小勾配: 面の勾配の最小値(1:N & %表示)
  • 最大辺長: 面の3D辺長の最大値
  • 最小辺長: 面の3D辺長の最小値
  • 最大内角: 面の3D内角の最大値
  • 最小内角: 面の3D内角の最小値
  • 最大面積: 面の3D面積の最大値
  • 最小面積: 面の3D面積の最小値
  • 平均面積: 面の3D面積の平均値

また、鉛直面および極小面は、画面にハイライト表示します(いずれか選択)。

 

なお、面数・頂点数・最大最小XYZ座標値・表面積・平面積については、この画面のTINプロパティに常時表示されます。

 

 

■ TIN解析の実行例

▪ 設定および実行

①[TINの修正・編集]ウインドウのメニューから【TIN解析】を選択します。

②鉛直面を判定する法勾配として1:NのNを入力します。例) N < 0.01:高さ1mで水平距離1cm未満の勾配。

③極小面を判定する3D辺長を入力します(単位:m)。

④[TIN解析]ボタンをクリックします。

 

▪ 解析結果(テーブル表示・鉛直面ハイライト表示)

[TIN解析]ボタンをクリックすると、解析結果を画面右側へテーブル表示します。

また、ここでは【ハイライト表示】で[鉛直面]が選択されているため、鉛直面が存在する場合にハイライト表示します。

 

▪ 解析結果(極小面ハイライト表示)

解析結果の「極小面数」が0ではない(極小面が存在する)場合、【ハイライト表示】で[極小面]を選択すると、極小面をハイライト表示します。

極小面は普通のハイライトでは判りにくいので、面の垂直方向へ大きめに押し出したくさび型の形状で表現しています。